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見積もりの見方と金額だけで判断してはいけない理由

2023年10月18日

解体業者に依頼する際の見積もりに関する知識として、見積もりの見方や注意すべき点を紹介していきます。

 

見積もりは複数取ることを基本にする

見積もりを取る場合は、複数の業者から見積もりを取って比較するようにしましょう。

少しでも費用を抑えたい、信頼できる業者かどうかを見極めたい、などの理由があれば絶対に相見積もりを取ってください。

 

解体の見積もり書の見方

依頼する業者や、解体対象となる建造物によって若干の差はありますが、基本的な見積書の見方を解説します。

【見積もり例】費用名・工事概要などの記載

単位などが記載

数量などが記載

単価などが記載

金額

○○の解体    ㎡・式・台など  10 10,000円  100,000円

○○費  “         “       “       “

○○費  “         “       “       “

○○費  “         “       “       “

諸経費等々 “        “       “       “

合計○○円

上記の表のような形式が一般的な見積もり例です。

他にも、「割引」が表記されていれば合計以外に「小計」の記載があり、見積もり金額が税抜きの場合には「税・消費税」などの記載があります。

 

解体金額は坪単価

見積もり内に記載されている中でも、最も大きな割合を占めるのが「解体作業の費用」です。

そんな解体作業の費用ですが、基本的には1坪あたりの単価で表記されていることが多く、1坪○○万円×総坪数=費用というような形で表記されていることが多いでしょう。

なので、坪数が多くなればなるほど費用も高くなるということになります。

 

見積もりを見て気を付けるべきこと

見積もりだけではその業者が優良で信頼できる業者かどうかはわかりません。

では、どのような点に気を付けるべきか解説していきましょう。

 

価格が極端に安い業者には注意

まず、第一に見積もりを複数社分、できれば3〜4社分程度取ったということを前提とします。

そして、その中で最も価格の安い見積もりを見てみましょう。

他社と比較して数千円程度、どんなに差があっても1〜2万円ぐらいの差であれば危険性は低いかもしれませんが、これが数十万も差がある場合には注意してください。

例えば、4社の見積もり中3社は、合計金額に大差はなく、残りの1社が他3社に比べて数十万円も安い場合は、気をつけてください。

ただし、安い=悪いとは一概には言えないので、他と比較して安い根拠を確認し、その理由に納得がいけばお願いしても良い場合もあります。他にも、割引額が極端に大きく、概要も明確になっていない項目などがあれば危険性が極めて高いと思っていいでしょう。

 

見積もり時に含まれていない費用があるケース

見積書の内訳に「撤去」に関する費用が記載されてないケースがあることを覚えておきましょう。

例えば、建物以外で敷地内に建造してある塀や、アスベストの除去費です。

これらの費用が見積もりに記載されていない場合、後々に別途で費用が発生しないかどうかの事前確認が必要です。

特に、「地中障害物」に関連する見積もり項目の有無に関しては事前に確認しておくことをおすすめします。

地中障害物とは、建物を解体した後に土地を整地する際、地面に昔の建物の基礎やコンクリートの塊、ガラス、などのゴミが埋められている場合があり、これらのことを言います。

地中障害物は、見積もりを出す段階では確認が難しく、工事を行なってからわかるということが多いため、工事中や工事後に追加で費用が発生する事も多いです。

依頼している業者が、地中障害物に対してどのような取り決めや基準を設けているのかを確認する必要があります。

その他にも、見積もり項目が極端に少ない、内訳詳細が分かりにくいなどの見積もりにも注意するようにしてください。

 

まとめ

安い=悪い業者・高い=良い業者とは一概に言えませんが、最初の見積書を極端に安くして受注し、後からあれこれと追加費用を請求する業者もいます。

見積書を受け取った時点で、追加費用が発生する可能性とその項目も確認し、納得をしてから依頼するようにしましょう。