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お風呂の解体工事まとめ!費用、手順、DIYは可能?

2023年12月21日

リフォームなどの折、お風呂の解体工事を検討する方も多いでしょう。

お風呂の解体費用や方法は、浴室タイプによって異なります。

この記事では、タイプごとの解体費用や工事の流れをくわしく解説。「DIYはできるのか?」という疑問にもお答えします。ぜひ最後までお読みください。

 

ユニットバスの解体費用と方法

現在の日本で一番ポピュラーなユニットバス。床・壁・天井がすべてセットになった、組み立て式の浴室です。

このタイプは比較的手間も時間もかからず費用も安く済む場合が多くなります。以下に詳しく見ていきましょう。

 

解体費用の目安

ユニットバスの解体費用は、廃棄物処理費を含めて10~15万円程度です。

グレードやサイズによっても多少前後はありますが、各パーツを壊しながら外していくだけの作業のため手間が少ない分安く済みます。

 

解体方法

ユニットを構成する扉・床・壁・天井・浴槽といった部材を外していく作業がメインとなります。

・出入り口(玄関など)と浴室への通路

・脱衣所を養生

・断水(家全体の元栓を止めるケースが多いです)

・浴室部分のブレーカー制御

・ユニット部材の解体

・運び出し

・照明や電気設備の配線処理

・廃材の撤去、汚れ・カビの清掃

・給排水管のふさぎ

・各所補修

パーツの解体自体は単純な作業ですが、給排水設備やガス管、電気配線の処理も必要であることが分かります。

また、解体後の清掃や補修といった作業も欠かせません。

作業は1日以内に終了することがほとんど。浴室リフォームを兼ねても、1~2日ですべて完了する場合が多いでしょう。

 

在来工法の浴室の解体費用と方法

昔ながらのお風呂や、デザイン性の高いお風呂に採用されているのが在来工法です。ユニットバスとは異なり、仕上げ材はタイルや木材などさまざま。一般的には下地にモルタルやコンクリートなどが用いられています。

 

解体費用の目安

在来工法の浴室の解体費用は、廃棄物処理費を含めて15~30万円程度です。

仕上げ材料やサイズにもよりますが、作業にかかる手間が多い分ユニットバスよりも高くなります。

 

解体方法

天井を解体し、床・壁を「はつる」作業がメインとなります。リフォームの場合は、次の浴室がユニットバスか在来工法かによっても作業が変わります。

・出入り口(玄関など)と浴室への通路

・脱衣所を養生

・断水(家全体の元栓を止めるケースが多いです)

・浴室部分のブレーカー制御

・扉・天井・浴槽はずし、仕上げ材

・コンクリート下地のはつり、運び出し

・照明や電気設備の配線処理

・廃材の撤去、汚れ

・カビの清掃

・給排水管のふさぎ

・各所補修

ユニットバスと同じく給排水設備やガス管、電気配線の処理は必要となりますが、解体作業に大半の時間を使います。

また解体時には長時間大きな音が発生するので、在宅ワークの予定があったり小さな子どもが在室していたりする場合は注意が必要です。

こちらの作業も1日で終了するケースが多いですが、新たにユニットバスを設置のため土間コンクリートを施工するなど、付帯工事によって2日以上にわたる場合もあります。

 

DIYはできる?

浴室の解体は前述のとおり、電気工事や給排水設備工事を必要とします。仮にそれぞれの資格を有していたとしても、不慣れな場合は水漏れや電気ショートのリスクがあります。

さらに、解体した廃材は一般ごみで捨てられず「廃棄物回収業者」への依頼が必要。古い在来の浴室ではアスベストなどの有害物質が存在する可能性もあり大変危険です。

一部の仕上げ材や設備の撤去はDIYでも可能ですが、それ以外の部分についてはプロに任せましょう。

 

まとめ

お風呂の解体費用、具体的な流れについて解説しました。

解体工事の際には、浴室だけでなく洗面所や玄関までの動線部にもおよび、一時的に断水も行います。家族の予定などを考慮して計画的に依頼しましょう。

また、解体費用を安く抑えるポイントは「業者選び」と「セット工事」です。相見積もりによって複数の業者のサービス内容や価格、対応の良さを見極めましょう。さらに、解体工事は浴室リフォームとセットで行うことで減額が効く場合がほとんどです。工事日程の短縮にもつながるため、セットでの依頼をおすすめします。