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家を解体するとき、 神棚や仏壇 、金庫の 処分はどうしたらいい?

2024年04月04日

解体業者に依頼する際、扱いに困る家具の1つとして挙げられるのが神棚や仏壇、金庫などの類だと思います。

今回は、そうした神棚・仏壇・金庫などを処分する際の注意点や、やっておくべきことについてご紹介させていただきたいと思います。

 

神棚・仏壇・金庫をまとめて処分してもらうことも可能

まず気になる点として、そもそも神棚や仏壇、金庫は解体業者に依頼してまとめて処分してもらうことは可能か?という疑問があるかと思います。

これに関しましては、一般的にはご依頼主様からのご要望があれば、お家と一緒に解体・処分することが可能です。(解体・処分にかかる費用は別途加算されます。)

ただし、神棚・仏壇・金庫は事前にご依頼主様にて行っていただきたいことや、やっておくことでお得に処分可能となる方法などもございます。次項にてその点についてご紹介していきます。

 

解体前にやっておくべきこと

1:仏壇・神棚は魂抜きを行う

仏壇・神棚を処分する場合は、事前に魂抜き(別名:お性根抜き-おしょうねぬき)を行っておきましょう。

魂抜きというのは神棚や仏壇に宿っている仏様やご先祖様を元の場所に戻すための儀式です。

法的に必ず行わなくてはならない儀式、というわけではありませんが、しっかりと魂抜きを行っておくことで晴れやかな気持ちでお仏壇を手放すことが出来ます。

魂抜きはお寺などで行ってもらうことができます。料金の相場は地域やお寺によって変わりますが、おおよそ1~5万円の範囲内となっています。菩提寺がある場合は菩提寺で行ってもらうのがいいでしょう。

 

2:金庫は処分前に鍵を開けて中を確認する

金庫を処分する場合は、事前に鍵を開けて中をしっかりと確認するのを忘れないでください。

長年使っていなかった金庫の場合でも、実は中に貴重品が入っていたという場合もあります。無駄な損失がないようにしっかりと確認しておきましょう。

 

3:金庫は自分で処分した方がお得な場合がある金庫は解体業者に依頼して、建物の解体時にまとめて処分してもらうことも可能ですが、場合によっては解体業者に依頼するよりも、自分で個別に処分した方がお得な場合もあります。

 

例えば、解体業者に依頼して処分する場合は、当然その分の料金が上乗せされますが、買取業者等に依頼して金庫を買い取ってもらえばむしろ金銭的にプラスになる可能性もあります。

 

ただし、金庫の寿命は約20年とされています。20年以上経過しているものは買取してもらえない可能性もありますので注意しましょう。

金庫は個別に処分した方がお値打ちに処分できる場合が多いので、その点に留意した上で処分の方法を模索するのがいいでしょう。

 

高価な仏壇の処分には注意が必要!

仏壇を処分する際は、高価な仏壇を誤って処分してしまわないように注意が必要です。

というのも、戦後間もない頃などに作られた古い仏壇の場合は素材に純金などの貴金属が使用されている場合があり、金属リサイクル業者に査定してもらうと思いがけず高値がつくことがあるからです。

そのため、仏壇は建物とまとめて処分してしまう前に品質等をしっかりと確認しておくといいでしょう。

ただし、純金などの貴金属を使用している仏壇というのは現代では稀で、最近の仏壇というのは18金、あるいは金メッキなどのものが多いので、あまり買取価値が付かないということも珍しくありません。あまり大きな期待はしない方がいいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は神棚・仏壇・金庫を解体処分する際の注意点などについてご紹介させていただきました。

神棚・仏壇の魂抜き(お性根抜き)に関しては信仰心次第なところがあり、必ずしも行わなくてはいけないというわけではありませんが、和田組では解体ご依頼前に魂抜き(お性根抜き)を済ませていただくことをお薦めしています。

しっかりと儀式を執り行うことで、心残りなく晴れやかな気持ちで処分することが出来ますので、気になる方は菩提寺等に相談するのがいいでしょう。

その他、神棚や仏壇、金庫は解体業者にまとめて依頼せず、個別に処分した方が費用を抑えられるパターンがあります。

ぜひ様々な方法を検討いただくか、建物の解体を依頼予定の業者が疑問に答えてくれる場合もありますので、まずは相談してみるのも良いかと思います。